ケガのきっかけは様々ですが、
スポーツをしている方で多いのは突発的なケガよりも、
徐々に痛くなって悪化していくケガの方が圧倒的に多いです。
昨日１か月ぶりに来院した高校２年生、陸上部の男の子。
両すね内側と左足首内側の痛み、
また肩回りの可動域の狭さを訴えています。
まず優先的には痛みがある足の治療から。
すねに関しては整形外科さんでも診断があり
両側共にシンスプリントになっており炎症も現在進行形です。
本人さんは構わず練習していたようで、
痛みは悪化の一途をたどっていました。
左の足首は走行中に捻ったものを
我慢したことにより痛みが慢性化していました。
高校の勉強との両立もあってなかなか治療に通うことは困難。
しかし、放置していればすねに関してはひどい疲労骨折になってしまう可能性が高いものです。
当院での電気治療や無理をさせない指導、固定を施して動きをしっかり制限することがまず必要となります。
ストレッチをこまめに毎日行うことはとても大切なことです。
しかし、ストレッチの効果が本当に発揮され始めるのは開始して約３か月。
しかも、毎日続ける必要があります。
ストレッチだけをして他何もしなければもちろん症状は悪化しますね。
ご家庭での生活指導や、運動指導等は当たり前のように行いますが毎日行うことでケアの効果スピードを高めるのがフォームローラーによるケアです。

一見地味なケア方法ですが、
筋膜リリースは単にストレッチで伸ばすのではなく、
ダイレクトに筋膜に滑らせることで働き硬直した筋肉を緩める作用があります。
もちろん、体幹トレーニングとしても話題ですが時間のない高校生には１日のちょっとの時間でできるフォームローラートレーニングを推奨します。
当院に来院する学生さんの９割は柔軟性が低いです。
ストレッチはしてくださいといってもストイックにできる子は一握りしかいない現状です。
なんといっても今の小学生・中学生・高校生は昔と違い学校に習い事に部活に忙しい子が圧倒的に多いんです！
ケガを悪化させてしまってからでは大切な３年間の時間を削られることになります、フォームローラーのケアは最短５分から。
日々日課として続けられるケアをやっていきましょう！！
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