本日も交通事故治療で来院されました患者様の症状の
紹介をさせて頂きます
~患者様~
20歳 男性
~状況~
赤信号にて停車中(3台目)
後方から車に追突されてしまい負傷。
~症状~
①首~肩の痛み
事故直後より首~肩にかけて重たい感じと痛みがみられました。
動作制限はみられませんが、常に頭痛が有る状態です。
痺れやめまいなどの症状は全くありません。
②腰の痛み
少し痛みを感じる程度で強い痛みは無く、首~肩への症状が
強いのでほぼ気にならない程度でした。
痺れや動作制限はみられないが、前屈み姿勢になると痛みが
出やすい状況です。
今回の症状としては首~肩の痛みや頭痛の症状が強かったので、
まずは首~肩の痛みと頭痛を取る治療を開始しました
電気治療や手技治療を行った結果もあり、
治療開始から1週間後には常にみられていた頭痛の
出現頻度が減少し、首~肩の痛みも落ち着いてきました
順調に症状の改善がみられていたのですが、
この時期から当初はあまり痛みを感じていなかった腰に
強い痛みを訴える事が多くなりました。
初診時から経過を観察しながら治療を行っていた為、
幸い直ぐに処置し、治療内容の変更を行いました
症状としては、歩行時に腰の痛みが常にみられ、
前かがみ姿勢が困難な状況です、、、。
首~肩にかけての治療は継続して行うとともに、
腰の痛みと取る治療と動きの制限を改善する治療を
併用して行いました
治療内容としては、日々状態のチェックを行い
腰の痛みが激しい時には特殊電気を使用して、
治療を行っていくと治療開始から約10日後には
常にみられていた歩行時痛の出現頻度が減ってきました
しかし、出現頻度は減少してきたものの、前かがみ時の制限・痛みはまだ残っています
腰の痛みが出ている原因の一つとして、
身体の柔軟性がない事が挙げられました
交通事故に遭う前からも体が硬かった事もあり、
股関節周りの筋肉の柔軟性が低下していた為、
痛みが出ない範囲でストレッチを中心に治療を行っていきました
ちなみにこの時期には、首~肩にかけての痛みが
ほぼ無くなりました
その後、特殊電気やストレッチを中心に治療を行っていった結果、症状の改善を患者様自身も実感されてきました
事故治療開始から約2か月半後には
腰の痛みも2割ほどになってきたのでこの時期より
筋力強化を重点的に行いました
痛みが出ていた事もあり、腰をかばいながら生活していた為、
腹筋を中心に筋力不足が目立っていました
トレーニングを開始してから残り2割だった痛みも日に日に
なくなっていきました
また、首~肩にかけての痛みも完全に無くなりました
結果としては、事故治療開始から約3か月後には
腰の痛みは落ち着き、歩行時や前屈み時の痛みが
無くなった為、今回の治療は終了となりました
こちらの患者様の様に事故直後には痛みを感じていなかったが
しばらくして痛みが増してくる事は少なくありません、、、。
今回のケースで良かった点として、、、。
・整形外科受診時に腰の検査もして貰っていた点
→整形外科にて検査をして貰っていない箇所については
整骨院治療が認められないケースがある為。
・事故翌日より経過を観察し、治療が出来た点
→交通事故に遭った翌日から治療をさせて頂いた事により
早く変化に気づく事が出来たので対処も早く出来た為。
の以上2点が挙げられます
もし万が一、
治療に来るのが遅かったら痛みが引くまでの期間は
もっとかかってしまった可能性もあります
また、整形外科等での腰の検査を受けていなければ
整骨院に治療を受けに来ても腰の治療が出来なかった
可能性もありました、、、。
その為、痛みを強く感じていなくても後々痛みが
強く出現する事もあるので、事故後に整形外科等で
検査をする場合は万が一に備えて気になる箇所は
全て検査して貰う事をお勧めします
交通事故でお困りの方はお気軽にご相談ください
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