四十肩・五十肩とは?
肩の関節からから腕(上腕)にかけての痛みに加え、関節の動きが悪くなり手が挙がらなくなったりする症状のことです。
症状と痛みが出てからの時期によって
①急性期→炎症も強く痛みが最も強く出てしまいます。
②慢性期(拘縮期)→痛みは消えてきますが、拘縮といって肩関節の動きが制限される時期です。手は肩の高さまでしか挙がらない症状が多いです。
③回復期→拘縮の症状も消えていき痛みもなくなり元の体の状態に戻ります。
この3段階に分類されますが、この①~③の症状の続く時期は半年~1年に及びます。
①急性期は、
(1)腱板といって肩関節と上腕骨をしっかりとつなぎとめ、肩関節のしなやかな動きの手助けをする部分
(2)肩峰下滑液包という肩関節と上腕骨の間にある水枕のクッションの部分
この部分が炎症を起こして熱を持ち腫れるなどして痛みが激しく出ます。
もちろんこの2つの部分の周辺が広い範囲で何をしていなくても痛みを出します。
もう1つの特徴としては夜寝ているときなどに痛みがさらに強くなる傾向にあります。人によっては肘にかけて強い痛みが広がります。
②慢性期(拘縮期)は、日常生活の中でのちょっとした動きである服の脱ぎ着や、帯を結ぶ結帯動作、背中を洗ったりや髪を洗う動作が全般的にできなくなります。これは肩関節が拘縮といって固まってしまいどの角度にも動きにくくなってしまうことが原因です。
しかし、この時には痛みはかなり減っており動かさなければ痛みは出ないことが多いのです。炎症はおさまっているのが原因です。
ただ、手は肩から上へは挙がりませんし、後ろ手に何かをしようとしてもできずこんな時の痛みは健在です。
③回復期になると肩関節の動きの制限も徐々に改善して、痛みもなくなっていきます。
当院では、四十肩・五十肩の方に関してはこの炎症症状と拘縮症状に対してハイボルト治療(¥4320)を行い、症状の改善を図ります。
ハイボルト治療は、痛みに対して細かい振動で電圧をかけて痛みを飛ばす治療です。
寝違いや野球肘、腱鞘炎や手首や足首各部の捻挫にも使われる治療法です。
四十肩・五十肩に関してはこのハイボルト治療を行った後、肩関節のストレッチ・運動療法と再発防止と合わせた姿勢改善を行っていきます。
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